1.インプラントとは

失った自分の歯の代わりに人口歯根（＝インプラント）を埋め込み、人口の歯を装着する方法です。昔から主流であった入れ歯やブリッジに代わって、日本ではここ20年ほど前から、急激に増加しています。歯科治療以外にも、心臓ペースメーカーなどで使用されていることはご存知だと思います。この『インプラント』は、素材として現在、チタンが使用されています。チタンは、①身体に優しい②強くて軽量③さびにくい　⇒生体親和性が高いという利点があります。つまり、人体に異物として認識されないため、チタンの周囲は骨が細部にわたって結合し、一体化していく、ということなのです。

2.どんな場合に選択するの？

2-1両隣の歯が問題のない天然歯の場合

インプラント治療なら問題のない天然歯を削る必要がありません。

2-2奥歯から歯が抜けていっている場合

歯周病や虫歯が原因で奥歯から抜けていってしまい、その影響で他の歯に負担が倍かかるようになります。他の歯を長く機能させる為にも、失った歯の分の負担を自身で受け止めることのできるインプラント治療が最適になります。

2-3口腔清掃状態の良い場合

インプラントをする上で意外と重要なことがお口の中の状態です。メンテナンスをしているのかや、お口の中が健康な状態かどうかで、インプラント治療の成功率や、予後の状態にも大きな違いが出てきます。

2-4入れ歯に満足できていない場合

入れ歯に満足できなく、インプラントをご希望される方は非常に多いです。

2-5事故や外傷で歯を失った場合

怪我により歯を失った場合、早い対応であれば、歯の周りの骨が比較的良い状態で残っていることが多いため、インプラントが有効的です。

年齢や全身疾患(糖尿病、高血圧、心疾患、血管疾患、骨粗鬆症)、顎の骨の量などにより、インプラント治療が適さない場合もございます。

3.他の治療法との比較

インプラントを選択するにあたって気になるのが、他の治療法との比較です。治療法としては３つあります。入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントです。３つの治療法についてしっかりと理解をし、患者さまそれぞれが納得のいく治療法を選択をすることがとても重要です。

詳しくは【歯がないと起こりうる症状と治療法　２、一般的な治療法】　をご覧下さい。

4.まとめ

私たち専門家は、患者様の健康と笑顔が失われないよう、それぞれの方に適した治療法をご提案させていただきます。インプラントのことでお悩みのある方は、一人で悩まず、スタッフまでお気軽にご相談下さい！